シップリサイクルの専門業者 海運の安全と海洋環境を守るために───。あらゆる鉄資源の再資源化を目標として、地球環境の保全に貢献してまいります。

株式会社宮地サルベージ

業務内容
シップリサイクル Ship recycling
金属リサイクル Metal recycling
矢印
Re-Born
役目を終えた船舶や鉄鋼製品は、新たな資源へと生まれ変わります
シップリサイクルの取り組み

人々の生活や物流の為に働いた船も老朽化したまま運航したり不法投棄されると、海難事故や海洋汚染につながります。
船舶の解体は海洋や水環境を守るために必要であるとともに再利用できる資源を大量に取得して有効活用し、大量の資源・大量のエネルギーを節約することができます。 日本は世界有数の海運大国で新造船の建造も船舶の所有、活用も多く、海運は私達の生活の基盤となっています。「海運と鉄鋼」両者の循環社会事業に一役を担い、環境保護型船舶解体工法の技法を伸ばしていきたいと思います。
年間解体処理量 平成20年度実績:船舶24隻+クレーン3基 約9000t
金属リサイクルの取り組み

宮地サルベージではシップリサイクルのノウハウを活かし、あらゆる鉄資源のリサイクルを行っています。
造船所の廃材購入、鉄および非鉄金属の買入、大小の陸上解体物から発生する廃材の購入、これらを有用物と必要のない廃棄物に分別します。鉄鋼業界への資源として供給をすると同時に地球環境保全を目指します。
年間金属処理量 平成20年度実績:38,000t 部材、材質ごとに分類し、新たな資源として製品化します。
宮地サルベージの解体工法

解体工法:岸壁係留方式(環境保護型船舶解体)
大型船舶(200m以上)──沖合い係留作業の後、岸壁係留方式
小型船舶(200m未満)──岸壁係留方式
FRP船・木船──陸上解体

専用港内には、長さ80mの荷役専用岸壁と長さ100m× 幅22mの解体船上架船台を設けています。
岸壁係留方式の為、本船上の機器類は移動式クレーンで全て陸揚げ、大撒しは250t吊の海上クレーン船(自家用)を使用し、260mの岸壁沿いの小撒ヤードへ陸揚げします。小撒しはギロチンサイズに切断します。
出荷先メーカーの規格サイズに従いギロチンで切断をして、艀に積込み、海上輸送でメーカーに納入します。
解体作業風景
廃棄物処理の取り組み

シップリサイクルのほとんどが、労働コストの低い国で行われているのが現状です。しかしながら、これらの国では作業の安全性確保や適切な廃棄物処理が行われていない場合も多く、労働環境の悪化や海洋汚染が国際的な問題になっています。
ここ、宮地サルベージでは解体、スクラップ加工に関わる資源回収と廃棄物の分別処理について、専用のヤード内で日々細心の注意をもって作業を行い、廃棄物の減量を徹底しています。
また、木船、FRP船等の解体作業を請け負い、手作業と重機作業を使い分けながら適切な産廃の分別を実施。マニフェストの通りに、責任を持って最終処分場へ搬入します。
安全衛生対策について
◎海上大撤し作業 有害物質の事前撤去/常時消火ホースの設置/避難通路の確保/酸欠防止の徹底/足場の確保、安全ベルト着用/工法による高所作業、上下作業の回避/250t吊海上クレーン船を使用することによる作業の合理化
◎陸上小撤し作業
酸素、LPG、エアー、消火用海水の4本のパイプラインをヤード全域をまかなえるよう岸壁サイドに配管、設備/重機運転者との連携、声かけの徹底/消化ホース通水の確認/ヒューム吸入を防ぐ為マスクの着用/血中鉛検査の実施(年2回)/GLフィルターの鉛の測定/ペイントメーカーの製品安全データーの取り寄せ/有害物質の回収、収集の徹底

リサイクル鋼材によりCO2の発生を削減しています
シップリサイクルによって90%が再資源化し、10%の廃棄物を適切に処理しています。